エンジニアリングとお絵描き

お絵描きが趣味のエンジニアが、誰かの為になりそうなことや未来の自分の助けになりそうなことを書き残します.

株式会社メディアドゥ様のサマーインターンシップへ参加した

2021年9月9日~15日までの平日5日間、株式会社メディアドゥ様のハッカソン型サマーインターンシップへ参加したので、インターンの内容や、学んだこと、感想を書きたいと思います! (結構時間が経ってしまったのでうろ覚えな点もあるかもしれません)

内容

電子書籍ビジネスをテーマに、ハッカソン形式にてチームでビジネスの企画とプロダクトの開発を行いました。 昨年から始まったようで、昨年は10日間、今年は5日間開催されたようです。

以下公式ページ techdo.mediado.jp

参加すると日当1万2千円を貰うことができ、加えて5万円分の「コミなび」ポイントが貰えます。(コミなびとはメディアドゥ様が運営している電子マンガサイトです)

加えてこのハッカソンには4つの賞があり、1つの賞を貰うことで追加で5万円分のコミなびポイントが貰えちゃいます...!!(1賞につき1チーム25万ポイントで、1チーム5名な為1人5万ポイント)

メチャクチャ豪華ですね!

参加までの流れ

6月くらいにインターン説明会へ参加し、そこでESの提出やコーディングテストを受験するURLを受け取り(メールアドレス登録?)、コーディングテストを受けて、ESを出して、合格すれば面談して、インターン内定という流れでした。私はみんな大好き魔法のスプレットシートでこのインターンを見つけました。

コーディングテストではtrackを使用し、"コードの間違いを指摘する簡単な問題を短時間に沢山解く問題"、"簡単なAPIを作る問題"、"SQL関係の問題"、とかだったと思います。 正直あまり自信は無かったのですが、無事合格できました。諦めない心が大事ですね!

これはインターン中に聞いたのですが、このコーディングテストはあくまで最低ラインを決める物であり、これが高得点だったとか、ギリギリだったとかは今後に影響は無いみたいです。

スケジュール

大分記憶が曖昧なのですが、初日はチームリーダーを決めたり、チーム名は決めたりとワークを行い、初日の後半から二日目にかけて何を開発するのか話し合い、土日を挟んで開発に臨んだ気がします。 因みにチーム名は「眼力(シリョク)アゲたい⤴⤴⤴」となりました(チームメンバー全員が目が悪かった為)

土日を挟むことで煮詰まった考えが整理され、客観的に開発テーマの軌道修正を行えた気がします。 テーマが決まったら実装を始め、最終日には最終発表を行いました。

開発テーマ

1チーム5人で開発し、お題は「電子書籍業界の売上を上げる為のプロダクトをつくる」というものでした。 このお題に沿って、チームで何を開発するのか、誰をターゲットにするのか、どうやって収益を上げるのか等を議論し、開発テーマを決めました。

自分はビジネスのことを考えて何かを作った経験が無かったため、「あったらいいね」というレベルの案は出せても、「それにお金を払うか?」「売り上げが上がるのか?」と問われたら微妙な案しか思いつかず、かなり大変な作業でした。ハッカソンではこの「何を作るか」が一番重要らしく、一番難しいらしいのですが、本当に難しいと感じました。

最終的には、「専門書を章ごとに自動で分割し、各章単位で販売・レコメンドするシステム」を開発することとなりました。 私は初めにこのテーマをチームメンバーから聞いた際、そこまで良さが分からなかったのですが、チームメンバーの一人(発案者ではない)がとてもいい案だと推し、この案で開発することになりました。

今思うと、この時の自分は、どういったテーマがこのハッカソンの趣旨、お題とマッチしているのかを把握できていなかったなと思います。 開発することになったテーマでは、対象を「新品の専門書は高くて買えない学生」と限定しており、実際に強い需要があろうことも確認できていて、「電子書籍ビズネスの売上を上げる」というお題に一番マッチしていました。お題・目的にマッチするテーマはどういった物なのか(何を満たしているのか)を見極めるセンサーをもっと磨いていきたいなと思いました。

また、メンターの方からの私個人へのフィードバックでは、「ファシリテーターをしているように思えた」と言って頂き、グループワークでは普段気づかない自分の一面が分かるなと思いました。

実装

「専門書を章ごとに自動で分割し、各章単位で販売・レコメンドするシステム」を開発したのですが、「章ごとに分割」や「章ごとのレコメンド」は別のメンバーがpythonで実装し、私は基本VueとVuetifyを用いてフロントを実装しました。新しく使った技術を挙げるとすれば、「BiBi」という電子書籍をデータをウェブで表示させるためのビューワーを使用した点です。この「BiBi」を用いれば、電子書籍データのフォーマット規格である「EPUB」データをウェブで簡単に表示させることができます。私は他のメンバーが実装した「EPUBデータの章ごとの分割」機能によって得られた「章単位のEPUBデータ」を「BiBi」を用いてWebに表示させる箇所を実装しました。

初めは「使ったことのない技術」&「時間がない」ということで不安でしたが、案外すぐに実装できて一安心でした。(詰まっても優秀なチームメンバーにアドバイスを貰いすぐに解決できました。圧倒的感謝)

以下BiBiの参考

techdo.mediado.jp bibi.epub.link

発表

実装はかなり余裕を持って終えることができ(実装期間2日半しかなかったのに余裕があることに驚き...)、発表練習も数回して本番を迎えたところ、CEO賞、CEO賞、CBDO賞、オーディエンス賞の4つの賞の内、CEO賞とCTO賞を受賞することができました!参加するだけでコミなびポイントは5万ポイント貰えているので、合計15万ポイント貰えることになりました...! 15万円分の漫画とは一体....????

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アプリケーションの画像(一覧画面)
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アプリケーションの画像(個別ページ)

振り返り

今回のハッカソンでは「短期間でのチーム開発」「ビジネスを考えたプロダクト開発」を学ぶことができたと思いました。個人開発や長期インターンでの開発業務ではこんなに短期間で動く物を作る経験は得られないので、とてもいい経験を得られたと思います。また、チームメンバーの中には飛びぬけて技術力や経験値が高い方もいて、そういった方と一緒に開発し、話を聞けたのもとてもいい刺激になったと思いました。

チームメンバーにも恵まれ、メンターの方も親切にアドバイスやフィードバックを下さり、とても充実した1週間だったと思います。

もう大学も始まり就活のことも考え始めないといけない時期なので、コミなびポイント15万円分はまだ使えていないのですが、3月辺りには消えてしまうらしいので、それまでに何か長編マンガをまとめ買いしたいと思います...!